「外交官の家」は横浜山手の丘にある美しい西洋館です。無料で開放されており、西洋庭園もあり、まるで西洋にいるかのような雰囲気を味わうことができます。
「外交官の家」へのアクセス、利用案内、館内の様子などを詳しく紹介します。
外交官の家とは?
「外交官の家」は、1910年に明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として東京渋谷に建てられたものです。
そして、1997年に山手イタリア山庭園に移築復元し、一般公開され、国の重要文化財に指定されました。
屋内は家具などが再現され、無料で屋内も見学することができ、当時の外交官の暮らしをそのままの雰囲気で感じることができます。
外交官の家へのアクセス
根岸線の「石川町駅」から歩いて5分ほどのところにあります。
桜木町駅からバスで行くこともできますが30分程度かかるので、石川町駅から歩いていく方法がおすすめです。石川町は横浜中華街や元町の最寄り駅でもあります。
■徒歩(石川町駅から)
根岸線「石川町駅」元町口から徒歩5分
■バス(桜木町駅から)
「桜木町」駅から神奈川中央交通バス11系統で「イタリア山庭園前」下車
石川町駅からの見える「外交官の家」
石川町駅のホームからは、ちょこっと「外交官の家」を見ることができます。
石川町駅からは上り坂が続きます
石川町駅の元町口を出て5分ほど坂道を登ります。
石川町駅から歩いていった場合の入口です。この階段を上ると「外交官の家」があります。
外交官の家の駐車場
外交官の家には駐車場はありません。また、周りは住宅街なので、コインパーキングを利用する場合は石川町駅付近のコインパーキングを利用することになります。
外交官の家の利用案内
外交官の家の入口
外交官の家の入口は付属棟にあります。周りには綺麗な花がたくさん咲いていました。
利用の案内
開館時間は9:30~17:00で、入館料は無料です。
第4水曜日と年末年始(12/29~1/3)が休館日になっています。
付属棟の入り口を入ると下駄箱があり、まずはスリッパに履き替えます。
外交官の家のおすすめ!
おもてなしの場「食堂」
来賓客をもてなす場として使用されていた「食堂」です。
外交官の家にとって食堂はとても重要な場所だったそうです。
応接間として使われた「大客間」
「大客間」は賓客を通す応接間として使用されたそうです。重厚な雰囲気があります。
小客間
「小客間」は晩餐会のときの食事の用意を待ったり、食後のお茶の場として使用されたそうです。
太陽が降りそそぐ「サンルーム」
西洋館の特徴である「サンルーム」からは横浜の町並みを望むことができます。
書斎(2階)
2階にある「書斎」には定槌の和洋書の蔵書が収められています。
主寝室(2階)
2階には「主寝室」があります。2階は1階に比べ明るい雰囲気になっています。
山手イタリア山庭園
2階の窓からは「山手イタリア山庭園」の花々やランドマークタワーを見ることができます。
内田定槌
この家の主、外交官の「内田定槌」の肖像画が飾られていました。
内田定槌は、駐ブラジル公使、駐スウェーデン公使、駐トルコ大使などを務めた外交官です。
眺望を楽しめる「喫茶室」
付属棟の中には「喫茶室」があり、イタリア山庭園や横浜の眺望を眺めながら外交官ブレンドコーヒーや手作りタルトなどを頂くことができます。
チューリップ
「山手イタリア山庭園」とは逆側の庭にはチューリップや横浜開港150周年記念のバラの「はまみらい」やがありました。
ブラフ18番館
外交官の家の隣には大正末期に建てられた外国人住宅の「ブラフ18番館」があります。
「ブラフ18番館」も無料で中を見学することができます。
高台からの眺め
「外交官の家」は高台の上にあり、マリンタワーやベイブリッジなどを見ることができます。
外交官の家の基本情報
■ホームページ
外交官の家のHP(横浜市緑の協会)
■住所
横浜市中区山手町16
■電話
045-662-8819
■時間
9:30~17:00(7、8月は~18:00)
■休み
第4水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
■料金
無料
■駐車場
なし
■アクセス
石川町駅から徒歩約5分、桜木町駅からバス