「あいかわ公園」は、相模原市の西側に位置し、宮ケ瀬ダムのふもとに広がる広大な公園です。大自然に包まれた広場や、子供たちに大人気の遊具、さらには工芸体験ができる施設が揃った、まさに「レクリエーションの楽園」とも言える場所です。
この記事では、あいかわ公園のおすすめポイント、アクセス方法、駐車場情報などを詳しくご紹介します。
あいかわ公園とは?
「あいかわ公園」は、宮ケ瀬ダムの下に広がる広大な複合公園です。
神奈川県内でもトップクラスの規模と設備を誇り、訪れる価値のあるおすすめのスポットです。
広さはなんと51ヘクタールもあり、横浜スタジアムの約14.5倍に相当する圧倒的な広さです。
園内には、大型遊具が充実した「冒険の森」や「ふわふわドーム」があり、子供たちが一日中楽しめるアクティビティが盛りだくさん。夏には「ジャブジャブ池」で水遊びも満喫できます。
また、陶芸や藍染めなどの体験ができる「工芸工房村」もあり、クリエイティブな時間を過ごすことができます。
さらに、春には40種類44,000本の色鮮やかなツツジが咲き誇る「花の斜面」、そして晴れた日には横浜ランドマークタワーまで見渡せる絶景スポット「風の丘」など、四季折々の自然を楽しめる施設も充実しています。
あいかわ公園を訪問レポート!
公園の入り口「パークセンター」
駐車場から歩いて最初に目に入るのが「パークセンター」です。
清潔なトイレも完備されており、まず最初に訪れるべき場所としておすすめです。
パークセンター内には、愛川町を紹介する展示や小さな売店、そしてキッズコーナーがあります。
パンフレットコーナーではイベント情報も確認できるので、予定がまだ決まっていない方はここでプランを立てると良いでしょう。
パークセンターの裏手には「じゃぶじゃぶ池」があり、暑い日には子供たちが水遊びを楽しめます。
ただし、オムツが取れていないお子さんは利用できないため、オムツが取れていないお子さんには中央広場の噴水がおすすめです。
パークセンター前に広がる「中央広場」には噴水があり、暑い日には子供たちが水遊びを楽しんでいます。
この噴水はオムツが取れていない小さなお子さんでも利用できるので安心です。
パークセンター前にはロードトレイン「愛ちゃん号」の乗り場があります。
愛ちゃん号は、パークセンターと宮ケ瀬ダム下を結ぶ約1キロの区間を約7分で運行しています。
料金は中学生以上が300円、小学生が200円、4歳から就学前のお子さんが100円です(片道)。
定員は55名で、特に混雑する日は発車前から並ぶことをおすすめします。
運行本数は季節や曜日によって異なり、混雑時には約20分間隔で運行されることもあります。
子供たちに大人気の遊び場!「子供広場」
パークセンターの裏手には「子供広場」が広がっており、家族連れがテントやレジャーシートを広げて楽しんでいます。
ふれあい広場には「ふわふわドーム」が設置されており、子供たちが楽しそうにジャンプして遊んでいます。
左側の大きな二つの山は小学生用で、右側の一つの山は保護者同伴で利用可能です。
なお、中学生以上は利用できませんのでご注意ください。
大型遊具が揃う冒険の世界!「冒険の森」
「冒険の森」は、斜面を活かして作られた大型遊具が充実したエリアで、長いスライダーなど子供たちに大人気の遊び場です。
対象年齢は3~12歳で、中学生以上は利用できないため注意が必要です。
冒険の森へは、駐車場横のスロープを登って約3分ほどで到着します。
「ターザンライド」は、冒険の森で一番人気の遊具で、常に順番待ちの列ができています。
ターザンロープのような遊具ですが、傾斜を利用していないため、大人が押してあげる必要があります。(お父さん、頑張ってください!)
「壁の迷路」は高低差のある大規模な迷路で、子供たちはそのスリルに夢中で遊んでいました。
「巨大ツリー」は木の形をしたネット遊具で、その高さは大人でも頂上まで登るのが怖いほどです。
圧巻のスケール!「宮ケ瀬ダム」
宮ケ瀬ダムは高さ156メートルを誇り、近くで見上げるとその圧倒的なスケールに圧倒されます。
ぜひ、足を運んでその迫力を体感してみてください!
愛ちゃん号は、宮ケ瀬ダム下とパークセンターを結ぶ便利な移動手段です。歩くと約1キロの距離があり、小さなお子さんや高齢の方には乗車がおすすめです。
なお、パークセンターからダム下までは下り坂、逆にダム下からパークセンターまでは上り坂となります。
宮ケ瀬ダムでは、毎週水曜日と毎月第2日曜日に観光放流が実施されています(11時と14時に約6分間)。
ダムの規模が大きすぎて写真ではその迫力が伝わりませんが、現地で見ると大量の水が一気に流れ出す様子に圧倒されることでしょう。
放流時の水しぶきで、美しい虹が現れていました。
ダムの上には、無料で利用できる「展望塔」(四角い箱型の建物)があります。
ここからは素晴らしい眺望を楽しむことができます。
展望塔の内部からは、ガラス越しにダム下を見下ろすことができ、その高さを実感できます。
展望塔からの眺めは、高さ156メートルのスリルを感じさせ、足がすくむほどの迫力です。
先ほどまでいた場所がとても小さく見えるほどの高さです。
アトラクション感覚で楽しめる「インクライン」
「インクライン」は、ダム工事に使用されたケーブルカーで、ダムの上と下を移動する手段として利用できます。
料金は中学生以上往復500円(片道300円)、小学生往復300円(片道200円)、4歳~就学前往復150円(片道100円)です。
土日祝日には約10分間隔で運行されています。
乗ってみると、その急な角度に驚かされます。
ダム上と下の移動には無料のエレベーターもありますが、ぜひ片道でも「インクライン」を体験することをおすすめします!
ダムやエネルギーの学びの場「水とエネルギー館」(無料)
ダムの上には「水とエネルギー館」があり、無料で利用することができます。
ここでは、ダムや水資源、エネルギーについて学ぶことができます。
(開館時間:4月~11月は9:00~17:00、12月~3月は10:00~16:00)
館内は体験型のアミューズメント施設として、水道ゾーン、電気ゾーン、うきうきコーナー、宮ケ瀬ライブラリーなどが用意されています。
豊富な体験コースが魅力の「工芸工房村」
パークセンターから徒歩5分ほどの場所にある「工芸工房村」では、愛川町の伝統工芸である染色、機織り、紙漉き、陶芸、木竹工などを体験できます。
また、建物の一角には「軽飲食コーナー」があり、土日祝日のみ営業していますが、ソフトクリームや軽食を楽しむことができます。
「工芸工房村」では、陶芸体験(手びねり30分600円~)、木竹工体験(竹細工30分300円~)、機織り体験(30分900円)、藍染め体験(30分500円)など、さまざまなクラフト体験を楽しむことができます。
2階にある「機織り体験」の教室では、最も手軽なコースとして「コースター」を作る体験ができます。サイズは12×10センチで、料金は600円です。
ツツジがいっぱい「花の斜面」
パークセンターの近くには「花の斜面」と呼ばれるエリアがあり、ゴールデンウィーク前後には40種類44,000本の色とりどりのツツジが一面に咲き誇ります。
「花の斜面」を登り切ると、「風の丘」と呼ばれる緑豊かな芝生の広場が広がります。
ここからは宮ケ瀬ダムや、天気が良ければ横浜ランドマークタワーも望める絶景が楽しめ、お弁当を広げてのんびり過ごすのに最適です。
まとめ
「あいかわ公園」は、自然の中でリフレッシュし、思い切り遊べる神奈川県内屈指のレクリエーションスポットです。豊かな自然に囲まれた広大な敷地内には、多彩な施設が揃っています。
広大な敷地には、家族連れに人気の広場や遊具が点在しています。特に「冒険の森」では、斜面を利用した長いスライダーやターザンライド、壁の迷路など、子供たちが夢中になって遊べる大型遊具が充実しており、一日中楽しむことができます。
さらに、公園内には「工芸工房村」があり、陶芸や木竹工、機織りなど、伝統工芸を体験できる貴重な機会が提供されています。自分だけの作品を作りながら、地域の文化に触れることができます。
「あいかわ公園」はアクセスも良好で、広々とした駐車場が完備されています。最初に立ち寄るべきは「パークセンター」で、展示や売店、キッズコーナーが揃っており、訪問の際にはここで情報をチェックするのがおすすめです。また、宮ケ瀬ダム下へはロードトレイン「愛ちゃん号」やインクラインと呼ばれるケーブルカーで移動でき、これらの乗り物も公園の楽しみの一つです。
「あいかわ公園」は、自然と遊びが見事に融合した楽園で、家族や友人との思い出作りにぴったりの場所です。四季折々の風景と魅力があり、年間を通じて訪れる価値があります。広大な敷地でリフレッシュしながら、新たな体験を楽しめる「あいかわ公園」に、ぜひ訪れてみてください。
あいかわ公園の基本情報
■ホームページ
あいかわ公園
■住所
愛甲郡愛川町半原5423
■電話
046-281-3646 (パークセンター)
■開園時間
4月~9月 8:30~18:00
10月~3月 8:30~17:00
■休み
なし
■駐車場
駐車場あり(約686台)
平日は無料
土日祝/GW/夏春休みは1日500円
あいかわ公園へのアクセス
公共交通機関ではちょっと行きにくい場所にあり、車で行くのが良い公園です。
公共交通機関で行く場合は、本厚木駅か橋本駅からバスで行くことになりますが、バスの乗車時間が長く、バスを降りてからも15分ほど歩くので、小さなお子さんがいらっしゃる方が公共交通機関で行くのは大変です。
■電車(小田急本厚木駅)
神奈川中央交通バス「センター経由半原」行き「愛川大橋」下車(約60分)→バス停から徒歩約15分
■電車(JR/京王橋本駅)
神奈川中央交通バス「三ヶ木」終点下車(約35分)→関経由半原行き「石小屋入口」下車(約15分)→バス停から徒歩15分
「愛川大橋」バス停からの徒歩経路(石小屋入口からの方が遠い)
あいかわ公園の駐車場
2か所の駐車場があり、メインは大きな南駐車場になります。
天気が良い土日祝日は早い時間に満車になることがあるので、早めに行くことをおススメいたします。
北駐車場はパークセンターからは離れた場所になりますが、大型遊具がある「冒険の森」を利用される際は南駐車場より北駐車場の方が近いです。
■駐車料金
平日は無料
土日祝/GW/夏春休みは1日500円
■台数
南駐車場459台
北駐車場283台
■時間
夏季(4月~9月) 8:30~18:30
冬季(10月~3月) 8:30~17:30