「ロマンスカーミュージアム」は海老名駅のすぐ近くにある小田急の魅力が詰まった鉄道の博物館です。
「ロマンスカーミュージアム」へのアクセス、お勧めポイント、博物館の様子などを詳しく紹介します。
ロマンスカーミュージアムとは?
「ロマンスカーミュージアム」は様々な施設が充実した鉄道ミュージアムで、歴代の本物のロマンスカーを間近に見ることができたり、巨大な見ごたえのある鉄道ジオラマを楽しめたり、子供も楽しめるキッズパークがあったりと、鉄道好きな人はもちろん、子供から大人までみんながワクワクしながら楽しむことができるおススメの博物館です。
展示は1階と2階にあり、あと、屋上に海老名駅を見渡せる「テラス」があります。
それほど広い施設ではありませんが、一通り見て回ると最低でも1時間~1時間半ほど掛かります。
ロマンスカーミュージアムを訪問詳細レポート!
専用のサイトから予約が必要です
※2022年10月から事前予約は不要になりました。
入館には専用サイトからの事前予約が必要です。予約時の支払いは不要ですが、メールアドレスや氏名の登録が必要になります。
予約にはYahooアカウントが必要で、予約ができたら、当日はスマートフォンで予約ページを表示するか、予約完了メールを印刷して持参することになります。
(スマートフォンや印刷したメールを忘れてしまっても、氏名を伝えると入れるようです)
予約制になっていることで、館内は人が多過ぎることもなく、ゆっくりと落ち着いて楽しむことができました。
入館待ちの行列
空いていたら予約時間の30分くらい前から入館できると伺ったので、予約時間の15分前に到着したら入館待ちの列ができており、予約時間になるまで待たされました。
なお、入れ替え制や退館時間はなく、いつ入っても閉館時間までゆっくりと楽しむことができます。
入館口の前にある木製のロマンスカーのオブジェですが、実は建物の中のチケットブースとつながっている作りになっています。
こちらが建物の中のチケットブースです。左側が建物の外になっていて、外側がロマンスカーの先頭になっています。(面白い!)
入館券はこの券売機で購入します。大人(中学生以上)900円、子ども(小学生)400円、幼児(3歳以上)100円で、現金、もしくは、交通系ICカード(Suicaも可)を利用することができます。
クレジットカードでのチケット購入を希望する場合は、券売機ではなくチケットブースでチケットを購入することができます。
券売機で入館券を購入し、入館すると、ロマンスカーシミュレーターの抽選券を頂くことができます。入館して約30分後に抽選結果が掲示されます。
小田急電鉄の始まり「ヒストリーシアター」ゾーン
入館してエスカレータで1階に降りると、まず最初は「ヒストリーシアター」ゾーンがあり、今から約100年前の、小田急線開業当初の車両の「モハ1」が展示されています。開業当初は新宿駅と稲田登戸駅(現在の向ケ丘遊園駅)で運行していました。
また、写真右側のシアターでは、小田急電鉄とロマンスカーの軌跡をたどるムービーを見ることができます。5分ちょっとのそれほど長くない映像ですので、ぜひ、ご覧ください。
「モハ1」の車内に入ることはできませんが、扉が開いていて、中を覗き込むことはできます。全体的に木製の作りになっていて、シックな作りで落ち着きがある車内です。
メインの「ロマンスカーギャラリー」ゾーン
このゾーンに入ると、まずは左から初代ロマンスカーの「SE(3000形)」、真ん中に「NSE(3100形)」、右に「LSE(7000形)」がドーンと並び、圧巻です!
このゾーンでは引退した5車種のロマンスカーが展示されています。
初代ロマンスカーの「SE(3000形)」の乗車口は上側が円形になっています。乗車口は低く、170cmくらいしかなく、ちょっと背が高い人は頭がぶつかってしまします。
各車両は中に入って見学することもできます。
ロマンスカーギャラリーの奥には「HiSE(10000形)」があり、こちらも乗車することができます。
やっぱり先頭車両からの眺めは格別で、実際に先頭席に座ってその感覚を味わうことができます!
「RSE(20000形)」もあり、こちらは2階建て車両になっています。
ロマンスカーアカデミア
複々線化や下北沢の地下トンネル構造について学べる模型などを展示しています。
大迫力の「ジオラマパーク」ゾーン
「ジオラマパーク」は最も人気があるゾーンで、精密に再現された大迫力の鉄道ジオラマで、いつも多くの人で賑わっていました。
10車種のロマンスカーと5車種の通勤車両が走っています。
「時間と距離のロマンス」をテーマに、新宿から小田原・箱根を走るロマンスカーとその街並みを間近に楽しむことができます。
小田急百貨店があり、その地下には小田急線新宿駅があります。
下北沢駅の地下化の様子も分かりやすく見ることができます。
生田緑地の岡本太郎美術館や藤子・F・不二雄ミュージアムもしっかりと表現されています。
鎌倉には大仏や長谷寺、江ノ電があり、江ノ電は運転体験をすることができます。
江の島は海の中も凝った作りになっていて、ダイバーや江ノ島水族館で有名なクラゲを見ることができます。
箱根登山鉄道はスイッチバックしながら上り下りします。(細かい!)
箱根・芦ノ湖の様子です。実は海賊船がゆっくりと芦ノ湖を動いています。(動きが遅いので、よーく見ないと気が付きません)
時間とともに街の雰囲気は流れる音楽が変わり、朝・昼・夜とそれぞれ異なった雰囲気のジオラマを楽しませてくれます。
運転体験
ジオラマパークにはロマンスカーGSE(70000形)と江ノ電(500形)の2か所の鉄道体験ができ、ジオラマ内を走る車両の鉄道体験ができます。(100円で約3分)
なかなか当たらない!「ロマンスカーシミュレーター」
実際に運行していたLSE(7000形)の機器を活用してつくられたロマンスカーのシミュレーターです。普通の運転シミュレーターと異なり、ロマンスカーならではの2階運転席からの風景を楽しむことができます。料金は500円で約15分楽しむことができます。
1組で15分も利用できるため、かなりの高倍率で、50人に1人くらいしか当選しません。(当然、当たりませんでした。。)
子供向けの「キッズロマンスカーパーク」
手前は「こうさくしつ」でペーパークラフトを作ることができます。奥にはネット遊具や滑り台などの遊具がありますが、コロナのため利用できませんでした。
インタラクティブアート
壁に手をかざすと、その場所に路線ができて、電車が走ります。
3階「ステーションビューテラス」
3階には海老名駅を一望できる「テラス」があります。
何時何分にどのロマンスカーが停車するかの時刻表がありました。少なくても1時間に4本、多い時間だと1時間に7本ものロマンスカーを見ることができます。
ちょうど「ロマンスカーEXEα」が海老名駅から出発するところを見ることができました。
ミュージアムショップ
出口近くには「ミュージアムショップ」があり、ミュージアム限定のグッズなど、様々なミュージアムグッズを購入することができます。
ちなみに、コロナ影響により、再入館はできません。
一番人気の「うまい棒(1500円)」です。歴代のロマンスカーがデザインされている可愛い特製缶で、お土産にお勧めです。中身のうまい棒のパッケージもロマンスカーバージョンですが、チーズ味ばかり27本も入っています。
まとめ
ロマンスカーミュージアムは鉄道好きな人だけでなく、子供から大人まで楽しめる魅力的な博物館です。展示されている歴代のロマンスカーに加え、見ごたえのある鉄道ジオラマやキッズパークもあります。予約制のため混雑も少なく、ゆっくりと楽しむことができました。
この博物館では小田急電鉄の歴史やロマンスカーの車両を間近に見ることができます。特に「ヒストリーシアター」ゾーンでは、小田急線開業当初の車両やロマンスカーの軌跡を知ることができます。
メインの「ロマンスカーギャラリー」ゾーンでは、引退したロマンスカーの展示や中に入っての見学ができます。また、「ジオラマパーク」ゾーンでは精密に再現された大迫力の鉄道ジオラマを楽しむことができます。
さらに、運転体験やシミュレーター、キッズパークなど、さまざまな体験もできます。また、3階の「ステーションビューテラス」では海老名駅を一望できるテラスがあり、ロマンスカーの出発を見ることもできます。
訪れた際はミュージアムショップでミュージアム限定のグッズなどを購入することもおすすめです。ロマンスカーミュージアムは鉄道愛好者や家族連れにとって魅力的な場所です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか!?
ロマンスカーミュージアムの基本情報
■ホームページ
ロマンスカーミュージアム
■住所
神奈川県海老名市めぐみ町1-3(小田急線海老名駅隣接地)
■時間
10:00~18:00
■アクセス
海老名駅を下車してすぐ
ロマンスカーミュージアムへのアクセス
小田急線の海老名駅を出て、相模線の海老名駅やららぽーと海老名方面に歩くとすぐにあります。
■徒歩(海老名駅から)
海老名駅から歩いてすぐ
■駐車場
駐車場はありません